カラーベストコロニアルなどの化粧スレート屋根材は、外壁の塗装工事と一緒に施工される方が多いと思います。
屋根材を再塗装する本当の目的とはいったいなんでしょう?
屋根を塗装することによって得られる効果は「美観の向上」だけです。
長年にわたり太陽からの紫外線を浴び続け風雨に晒されてきた屋根材は、それ相応の年数が経過すると、当然褪色も起こり、汚れやコケが付着してきます。
ただ、褪色していても、汚れが目立ってきたとしても、決して防水性能が落ちることはありません。
しかし、世間一般的にみると、外壁塗装と一緒に屋根も塗装されているケースが多い...。
屋根の塗装を真っ向から否定しているのではありません。
外壁を塗り直すのであれば、やはり屋根も綺麗にしたほうがいいとは思います。
ただ屋根を塗装したことによって「防水性能を向上させる」といったことはありませんし、塗装をしないと「雨漏りに繋がる」といった事実はありません。
よって、これらのトークをしてくる業者さんには疑問をもったほうが良いかもしれません。
「塗っても塗らなくても防水性能に変わりはありませんが、外壁が綺麗になって屋根だけ汚れたままだと見た目が悪いから塗ってもいいんじゃないですか?」
このようにアドバイスしてくださる業者さんのほうが、親切な業者さんだと私は考えております。