後悔しないための本当に正しい屋根リフォームがここにある!

屋根業界にいるから伝えられる真実...屋根の点検・調査から見た屋根の状態や屋根リフォーム工事の様子、悪質なリフォーム営業の手口、はたまた趣味のお話しなど、皆様のためになる話題をご紹介していきたいと思います。

【2020年西部警察カレンダー】を製作しました!

2014年~2016年まで青志社から発売されていた西部警察カレンダー、ここ数年は発売されることがないため待ち望んでいるファンの方も多いのではないでしょうか…

 

2019年は西部警察放映開始40周年ということで様々なイベントの企画もあったようですが、こちらも様々な事情があって残念ながら実現には至りませんでした。

 

なにもないのはあまりにも寂しすぎる…

 

そこで今回「西部警察カレンダー2020」をオリジナルで製作致しました。

 

予算の関係上卓上サイズのカレンダーにはなります。

 

オリジナルで製作しておりますので、石原プロモーションさんの承諾も得ておりません。

 

今回製作したカレンダー、個人的にお世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて後日送付いたします。

 

なお製作したカレンダーは先程申し上げたとおり、石原プロモーションの承諾を得ているわけではありませんので、写真の掲載も控えさせていただきます。悪しからずご了承ください。

雪が降る前に…雪止め金具の取り付け工事

2019年も残り僅かとなりました。

 

毎年この時期になるとご依頼の多くなる工事が「雪止めの取り付け工事」です。

 

首都圏では毎年雪が積もるような雪が降ることはありませんが…ただ稀に大雪でも降ろうものなら…

 

たった数センチの積雪で交通網は大混乱…転倒してケガをする方も…

 

屋根に積もった雪が滑り落ちることで、雨樋が曲がったり破損させたりすることはよくある話しです。


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今回は本格的な雪のシーズンを前に「万が一に備えて…」雪止めの取り付け工事に伺いました。


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今回は日本瓦(ハイシルバー)へ、雪止め金具の設置を行いました。


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取り付けるのは「富士型」と言われる雪止め金具です。

 

瓦の場合だと「雪止め瓦」に差し替えることも可能ですが、費用が割高になりますので、金具で十分だと思います。


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設置方法ですが、設置したい瓦の1枚上の瓦を剥がし、雪止め金具が瓦に引っ掛かるように置いてビスなどで固定するのが正しい設置方法です。

 

ただ瓦の場合は金具自体が瓦に引っ掛かっていることと、剥がした瓦を元に戻すことで金具が挟まれるため、ビスや釘を使って固定しなくてもさほど問題はありませんが…

 

まぁこのあたりは実際に施工する屋根業者さんの考え方次第…ではあります。

 

ちなみに…もちろん私はビス固定で施工をしております。

【モニエル瓦】意外と多く見られる間違った施工方法をご覧にいれます。

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モニエル瓦のホームステッドというセメント瓦ですが、よく見ると意外に間違った施工をされているケースが多いことをご存知でしょうか?


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一見なんともないように見えるモニエル瓦のホームステッドで葺かれた屋根…


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見る人が見れば何が悪いのかが分かります。

 

まずは施工マニュアルに掲載されているイラストをご覧ください。


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こちらは今から15年以上前の施工マニュアルの一部です。


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これを踏まえ次の画像をご覧ください。


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いかがでしょうか?

 

本来モニエル瓦のホームステッドは「千鳥葺き」という施工でなければなりません。

 

「千鳥葺き」とは、瓦を1段毎に半分ずつずらして施工する方法のことで、主に平板瓦(F形)でよく見られる施工方法です。


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(栄四郎瓦・ローマンLL-40R)

 

千鳥葺きの場合は隣り合う瓦と瓦の隙間から入った雨水が、下の瓦の真ん中に出てくるように設計されております。

 

モニエル瓦のホームステッドも、平板瓦と同じように「千鳥葺き」で施工されているのが本来の正しい施工方法となります。


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(正しい施工がされたモニエル瓦のホームステッド)

 

台風15号と19号では、このモニエル瓦のホームステッドも多く飛散しています。

 

正しい施工がされていれば、もしかしたら瓦が飛散することはなかったかもしれません。

 

 

【瓦屋根】漆喰の重ね塗りは雨漏りに繋がる危険なリフォーム工事です。

悪質なリフォーム業者の被害にあわれた瓦屋根に遭遇しました。

 

瓦屋根…特に「和形」といわれる日本瓦の屋根において多く見られる間違ったリフォーム工事に「漆喰の重ね塗り」があります。


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こちらが悪質なリフォーム業者によって施工された「漆喰の重ね塗り」工事です。

 

上の写真のように熨斗(のし)瓦の表面ギリギリまで厚く塗られた漆喰は、熨斗瓦の継ぎ目から侵入した雨水の出口までも塞いでしままっているので、侵入して雨水は漆喰の内側を伝わっていき、やがて室内へと侵入し、結果雨漏りへとつながっていくのです。


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こちらが正しい漆喰の状態です。

漆喰の表面は熨斗(のし)瓦の奥に施工されていることが確認できます。

 

この状態であれば、熨斗瓦の継ぎ目から侵入した雨水は漆喰の外側に出るので、漆喰の内側に雨水が侵入することはありませんし、雨漏りに繋がることはありません。

 

漆喰の重ね塗り工事を勧めてくるのは、屋根の知識を持ち合わせていないリフォーム業者さんに多く、屋根専門業者ではこのような施工はまず行いません。

 

瓦屋根への漆喰の重ね塗りを提案されたときには…工事を提案してきた業者さんを疑うべきです。

 

そして信頼できる屋根専門業者さんにご相談されることをお勧めします。

台風などで被災した屋根の養生について【コロニアル編】

この度の台風15号及び19号で被災された皆様へ、心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈りいたします。

 

台風などの自然災害において被災した屋根は、屋根材の種類や被災状況により雨養生などの方法も変わってまいります。

 

コロニアルなどのスレート系屋根材の棟板金の飛散したケースでは、ブルーシートなどの養生は不要でそのまま放置しておいても問題ありません。

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ただしこれは屋根材の下に施工されているルーフィング材にダメージがない場合に限ります。

 

ダメージとは、ルーフィング材自体が屋根材とともに飛散したり切れていたり、また穴があいて下地の合板が見える場合などです。

 

万が一ダメージを受けていてもブルーシートなどで養生をする必要はなく、最低限の防水テープ(屋根工事で使用するモノに限ります)やルーフィング材を使って養生しておけば問題ないでしょう。

 

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(屋根専門業者が行ったと思われる養生)

 

ブルーシートをガムテープや養生テープなどを使って固定している養生をたまに見かけますが、これはかえってブルーシートが煽られる危険がありますので、過度な養生は控えたほうが良いと考えます。

 

また、屋根の点検調査にお邪魔すると、ときには首をかしげたくなる屋根に遭遇することがございます。


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こちらの屋根、見た目にはダメージがあるようには思えません。

 

よほど悪質なリフォーム業者から声をかけられたのでしょうか、ただテープを貼りまくっているだけのように見えます。

 

台風被害を巧みに利用した悪質なリフォーム営業による詐欺被害も多数発生しているようです。

 

名前を名乗らず訪問してきて屋根の異常を指摘する業者は、その多くが得体の知れない悪質なリフォーム営業です。

 

くれぐれもそういった詐欺グループの被害に遭わないよう、ご注意ください。

ニチハの屋根材【パミール】の上にカバー工法をしてはいけない本当の理由

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かつてニチハが製造した屋根材【パミール】に発生している様々現象については、皆様すでにご存知のことと思います。


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ここで問題となるのは、運悪く自宅の屋根がパミールだった場合の改修工事の方法です。

 

まず一般的なスレート系屋根材(コロニアルなど)において最もポピュラーな改修工事といえば「屋根塗装」なのですが、このパミールにおいては「絶対にやってはいけない工事」が屋根塗装なのです。

 

塗装を行ってもパミール特有のミルフィーユ状の剥離を止めることはできません。


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それどころか誤って塗装をしてしまうと、数年後には屋根材の端部から剥離が始まってしまいます。

 

せっかくお金をかけて屋根を綺麗にしたのに、数年でこんな状態になってしまったらお金を捨てたようなものです。

 

塗装はできない…となると改修工事の方法としては「葺き替え」又は金属屋根材を使った「カバー工法(重ね葺き)」となるのですが、私がパミールに対してカバー工法をお勧めしない最大の理由は、パミールが「結露しやすい屋根材」だからなのです。

 

調査の際に屋根材を叩くと…


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パミール釘の錆が出てきます。

 

実際に屋根材を剥がしてみると…

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写真のように釘頭が完全に無くなっています。

 

つまり釘が釘の機能を果たしていないため、台風などの強風によっては屋根材が捲れ上がってしまうのです。


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そしてもうひとつの問題です。

 

パミール釘の錆の発生状況を確認するため屋根材を叩くと、錆以外にも出てくるものがあります。


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それは結露で発生した水滴です。

 

この現象は既存のパミールの上から金属屋根材などを施工するカバー工法(重ね葺き)をしても、結露の発生を止めることはできません。

 

むしろカバー工法をすることで、今まで屋根材同士が重なる部分にある隙間から入ってきた風で乾燥していた水滴は、カバー工法により風の侵入がシャットアウトされるため、長い間水滴が残ったままになってしまいます。

 

既存パミールの上にルーフィング材を施工し新しい屋根材を被せるカバー工法、結露は止められないとなると、その水分はどこへ行くのでしょうか?

 

結露で発生した水滴は、いずれ屋根材を固定している釘を侵食し、長い年月をかけて水の通り道を作り、やがて天井にシミができて「雨漏りしている」と思われることでしょう。

 

これは「雨漏り」ではないのですが、ほとんどの方は天井にシミが発生する=雨漏りという解釈をされます。

 

「雨漏りした」と思い込んでいる方々は当然「修理しなければ…」と考え、大工さんやリフォーム会社にご相談をされるのですが、いくら放水テストをしても水が漏ってくることはなく、結果コーキング剤を塗られたり、しなくてもよい塗装工事などを勧められ、それでも雨漏りが解決しない…なんてことになりかねません。

 

更にカバー工法に使われる金属屋根材はコロニアルなどと比較すると意外と高額なため、葺き替えで発生する撤去費用、廃材処理費用がかかっても葺き替えのほうが割安で、施工日数もほぼ同じなことも、私がカバー工法をお勧めしたくない理由のひとつなのです。

 

 

松下電工の屋根材【ワンダ・セラ(ワンダシリーズ)】

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松下電工から発売されていた屋根材【ワンダ】シリーズのひとつがこちらの【ワンダ・セラ】になります。

 

ワンダ・セラ以外には「ワンダ・ストーン」と「ワンダ・ストーンⅡ」という屋根材が発売されておりました。


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働き寸法は横が685mm、縦は300mmで、厚みは13mmとなっております

 

発売期間は1998年~2001年で、アスベスト(石綿)は含まれておりませんが、2001年~2002年に製造された【ワンダ・ストーン】にはアスベストが含まれております。


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経年によって屋根材表面が浮き上がってくる現象が見られることもあります。


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この角度から見るとニチハのパミールのようにも見えます。


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表面が剥がれ中の基材が剥き出しになる現象もパミールと似たような症状が発生していることもございます。

 

この屋根材の改修工事の方法ですが、屋根材に厚みがあることから、金属屋根材を使ったカバー工法による改修工事はお勧めできません。

パミールよりも酷い?築15年前後のコロニアルNEOに発生している実態とは?

クボタ(現在のケイミュー)よ、お前もか…

 

アスベスト(石綿)が含まれなくなったスレート系屋根材は「欠陥」と言っていいくらい不具合が発生しています。

 

クボタ(現在のケイミュー)のザルフやコロニアルの塗装工事中に発覚した、屋根材の異常な割れが立て続けに発覚したことをうけ、今回は外装リフォーム工事のご提案前に屋根の調査を実施することになりました。

 

遠目で見ても屋根材の反り上がりが見受けられ、すでに数枚割れていることが確認できましたが、いざ屋根に上ると、あまりの酷さに愕然としてしまいました。


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コロニアル特有のヒビ割れは縦方向と横方向にヒビが入っている傾向があります。


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ヒビ割れが進行した結果、屋根材が完全に割れズレが発生しております。


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クボタの屋根材の不具合の中で最も酷いのがこの状態の劣化です。


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屋根材の角が溶けたように失くなっているのです。


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ニチハのパミールに発生しているミルフィーユ状の層間剥離よりも酷いように見受けられます。

 

築15年程度でこの劣化…

 

ニチハのパミールについては、築15年前後の物件であれば条件次第で補償の対象になっているのですが、さて、ケイミューさんの対応はいかがなものでしょうか?

築15年前後のコロニアルが危ない!いまコロニアルに起きているトラブルのご報告です


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今年に入ってからコロニアルなどのスレート系屋根材に纏わるご相談が増えております。

 

その多くは外装リフォーム中に屋根を塗装するため高圧洗浄をしたことによって発生しております。


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築15年前後のコロニアルは、製造メーカーの推奨する塗装などのメンテナンス工事を行っても、ヒビ割れが発生していることは過去に書いたブログでもご紹介しておりますが、そのメンテナンス工事をしようとして上の写真のように多数の屋根材が割れてしまうのです。

 

築15年前後の屋根が全て…ということではありませんが、かなりの確率で同様の被害が発生する可能性は高いと言えます。

 

これらのことから、築15年前後経過したクボタ(現在のケイミュー)の屋根材は、明らかに製品に問題を抱えているということになります。

 

この件についてお困りの方は、ご遠慮なくお気軽にお問い合わせください。

 

「後悔しない屋根リフォーム」の方法をご提案差し上げます。