過去にもご紹介差し上げましたが「絶対に塗装をしてはいけない屋根材」屋根材のひとつがニチハのパミールです。
パミールに発生する不具合として最も有名な症状は、屋根材がミルフィーユ状に剥離をする「表層剥離」です。
以前ニチハの某営業マンが「5年ごとに塗装をすれば...」なんてことを話しておりましたが、塗装をしたところで表層剥離を止めることは出来ません。
万が一塗装をしてしまうと...
(塗装工事後に発生した表層剥離)
しかし、残念ながら屋根材に関する知識が乏しい塗装業者さんにおいて、パミールであっても平気で塗装をされているようで、塗装工事後にトラブルに発展するケースも増えてきております。
このようなトラブルを未然に防ぐためには、まず塗装工事前に必ず屋根材の種類を確認する必要があります。
屋根の塗装を依頼される工事業者さんの行動を見極める
もしも屋根の塗装をご検討中であれば、以下の点を注意して業者さんを見極めてください。
①屋根に上らないで塗装工事の見積を出す
外観だけで判断する塗装業者さんは大変危険です。
屋根に上らないと詳しい状況は判断できません。
地上から屋根を見上げて判断す業者さんには注意してください。
②建築図面だけで屋根材を判断する
仕様書に「化粧スレート葺き」「カラーベストコロニアル葺き」などと記載がある場合は特に注意が必要です。
屋根材が何なのかを特定できない業者さんは、屋根に対する知識を持ち合わせていない可能性もあります。
③頻繁に「市民講座」と題してセミナーや講座を開催している塗装業者
公共施設において「市民講座」として開催される講座やセミナーを通じて紹介された業者さんは、説明はとても丁寧なのですが「頼んでもいないのにいきなり契約書をもって来られた」といった詐欺まがいのトラブルにつながる恐れもあります。
④通りすがりのリフォーム営業
「近くで工事をやっているのですが...」「見本工事で今なら半額でできます...」など、言葉巧みに営業してくる通りすがりのリフォーム営業ですが、ハッキリ申し上げますと訪問販売してくるリフォーム業者にまともな業者は存在しません。
万が一誤って工事契約書にサインをしてしまった場合、契約書面を受け取った日を含んで8日以内ならクーリングオフ(無条件解除)ができます。
塗装業者さん選びのひとつの方法として、参考にしていただければ幸いです。