毎日暑い日が続いております。
今年は7月23日に埼玉県熊谷市で観測史上最高の41.1℃が観測されましたが、過去を振り返ると1933年(昭和8年)に山形市で40.8℃が記録されており、今年の猛暑が必ずしも「異常気象」が原因であるとは言えないような気もします。
昔から比べるとアスファルトで覆われた道路からは照り返しによる暑さがあります。
建物やビルが増えたことで風の通りも悪く、またクルマやエアコンの室外機から発生する熱気の影響もあるかもしれません。
そこで思いついたのが「屋根材から照り返される暑さがどれくらいあるのか」ということです。
早速検証してみました。
検証は各屋根材を地上に置いて約1時間ほど経過した時点で、それぞれの屋根材の表面温度を計測してみます。
まずはコロニアル、表面温度は59℃ありました。
続いて一般的なガルバリウム鋼鈑の屋根材、こちらは60℃を越えておりました。
こちらは一般的な平板瓦ですが、表面は表面温度は54℃です。
最後に日本瓦、こちらは「いぶし瓦」ですが、表面温度は45℃でした。
この結果から、屋根材の表面温度はその材質によって大きく変わります。
冒頭で述べましたが、この夏を暑さは単純に気温が上がったことだけではなく、私達の生活もその要因のひとつになっているのかもしれません。
屋根に瓦を使うことは、もしかしたら地球環境のためにも良い異なりのかもしれませんね。