後悔しないための本当に正しい屋根工事・屋根リフォームがここにある【屋根専門・石川商店のスピンオフブログ】

屋根業界にいるからこそ伝えられる真実...屋根の点検・調査から見た屋根の状態や屋根リフォームの工事の様子、悪質なリフォーム営業の手口、はたまた趣味のお話しなど、皆様のためになる話題をご紹介していきたいと思います。

外装リフォーム工事の適切な時期っていつなの?

夢にまで見た家、念願だった家...

人生の中で最も大きな買い物が「家」だと思いますが、まず家を購入する前に考えておくべき重要なことがあります。

それが「リフォーム」なのです。

リフォームで最初に行う大きな工事は...

「リフォーム」といってもその工事の内容は様々です。

その中でも最初に行う大きなリフォームが「外壁塗装」になるのですが、ではこの「外壁塗装工事」って築何年を目安に行うものなのでしょうか?

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これはお住まいになられている人々の考え方と経済的な理由から、本当に様々なケースが考えられます。

私が今までお会いしたお客様を例に挙げますと、早い方で築8年目あたりにリフォームをされる方もいらっしゃれば、築20年目でもリフォームをされていない方もいらっしゃいます。

よって「リフォームをするなら築○年目」という決まりはないのです。

※ハウスメーカーさんによっては「築○年で有料メンテナンス工事を実施していただくことで更に○年後まで保証します」といった規定を設けている場合もあります。

※全てのお客様がハウスメーカーが設定しているメンテナンス工事を行っているわけではありません。

しかし、そうは言ってもやはり適切な時期に適切なメンテナンスを行うほうが建物にとっても良いことではあります。

過度なリフォームは寿命を短くしてしまう...

ここからは、屋根におけるリフォーム工事でお話しをしたいと思います。

住宅の屋根において首都圏では圧倒的なシェアを誇っているの屋根材が「コロニアル」と呼ばれる化粧スレート屋根材です。

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そしてこの化粧スレートへの「塗装工事」が実は屋根の寿命を短くする原因になっていることはご存知ですか?

塗装をすることで寿命が短くなる...ではなぜリフォームにおいて外壁の塗装と一緒に屋根の塗装も勧めるのでしょうか?

屋根塗装を勧めるセールストーク

実際に塗装業者さんが屋根塗装を勧めるために行ったセールストークです。

「屋根材の表面は常に紫外線受けているため色褪せが進行しています。このまま放置しておくと防水性能が落ちてしまい、雨漏りの原因にもなりかねません」

「屋根材についた苔(コケ)が水分を吸収することによって雨漏りを引き起こす原因となります」

なんでもかんでも「雨漏り」に結びつけたがるのが、塗装業者さんなのです。

では屋根材メーカーの見解はどうなのでしょうか?

以前、知人にお願いしてケイミューのお客さまセンターに聞いてみました。

「築10年目なんですが、リフォーム業者さんからコロニアルは10年で塗装をしないと防水性能が落ちて雨漏りすると言われたが、お宅の屋根材って塗装しないと雨漏りするんですか?」

するとケイミューからは

「弊社の屋根材は汚れが付着しても防水性能が落ちることはありません。塗装しないからといって雨漏りすることもありません。塗装はあくまでも見た目上の問

これらのことから、屋根は塗装しなくても20年は全く問題がないということをご理解いただけたのではないでしょうか?

一方の外壁は?

屋根は20年メンテナンスをしなくても問題ないということがわかったのですが、では外壁についてはどうなのでしょうか?

モルタルの場合、これも築10年での塗装は時期的に早いようにも思えます。

実際にリフォームをされる方は築15年~20年程度のお客様が多いように思えます。

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逆にいえば築15年そのままでも全く問題はないということが言えます。

ちなみに私の身内が自宅をリフォームしたのは築20年目でした。

そして屋根は塗装をしておりません。

塗装をすることで屋根の寿命を短くしたくなかったからです。

リフォームには多額の出費が発生します。

無駄なお金を使わないためにも、短いサイクルでリフォームを行うより、長めのサイクルでリフォームを行うことが望ましいのではないでしょうか?

なんのためのリフォームなのか?

そもそも「リフォーム」ってなんなのでしょうか?

特に「外装リフォーム」って何故必要なのでしょうか?

やっとの思いで手に入れた家を大切にしたい...

大切な住まいを長持ちさせたい...

きっとリフォームされる方はそんな思いを込められていることだと思います。

しかし、大切な家を長持させるつもりで行ったリフォームが、かえって寿命を短くしてしまうことになるなんて、誰も想像していないでしょう。

そんなリフォーム工事、誰がトクをするのでしょう?

それは...

リフォーム業者さんだけなのです。

本当に大切にしたいのであれば...

本当に家を長持させたいのであれば...

私がお勧めするリフォーム時期、それは...

築20年前後

これがおそらくベストな選択だと思います。

 

 

※あくまでも個人的な考え方です。

※リフォームの時期は建物の建築条件により異なります。

※リフォームは、事前に専門業者とよくご相談の上で行ってください。