今回ご紹介する屋根リフォームは築15年のコロニアルNEOからバンビーノ・テゴラへの屋根葺き替え工事です。
(令和4年2月 現地調査より)
アスベスト(石綿)が含まれなくなったコロニアルNEOは、経年により屋根材にヒビが入り割れが多数発生する傾向にあります。
特に築10年を超えたコロニアルNEOは経年により屋根材に汚れが付着したり褪色などの症状が発生します。
これらの症状が発生したとき「屋根塗装」という選択もございますが、コロニアルNEOは屋根材の強度が落ちたことで、屋根材にヒビが入ったり割れたりという症状が起きていますので、屋根塗装をする際に行う高圧洗浄で更に割れが発生してしまい「塗装できない」といったことも多々起きております。
(コロニアルNEO 屋根材のヒビ割れ)
(コロニアルNEO 屋根材の劣化)
これらの症状を踏まえ、弊社ではコロニアルNEOなどのスレート屋根材においては「屋根塗装」は決してお勧めしません。
そこで今回、お客様の強いご要望により屋根の葺き替え工事をお請けすることになりました。
屋根葺き替え工事
屋根を葺き替えるのであれば屋根リフォーム(塗装等)が不要で耐久性のある屋根材、さらに真夏の暑さを少しでも抑えることが出来る屋根材として大和スレート(本社:香川県高松市)のバンビーノ・テゴラを採用しました。
(大和スレート バンビーノ・テゴラ 色:シェイドブラウン)
施工前の全景です。
見た目はさほど異常がないようにも見えますが、細かくチェックするとヒビ割れなどが発生しておりました。
既存コロニアルの撤去が終わりました。
新規ルーフィングの施工です。
弊社では数あるルーフィングの中から長年の信頼と実績のある田島ルーフィングの「ライナールーフィング」を標準で採用しております。
新規屋根材の施工です。
バンビーノ・テゴラは屋根材の厚みは6mmなのですが、独自の立体成形技術により見かけ厚が25mmございます。
そして最大の特徴は、屋根下地と屋根材の間に空気層が確保される点にあります。この空気層のおかげで真夏は直射日光を緩和され、冬は温かい室内の空気が建物内にとどめる効果があり、1年を通じて快適な環境がもたらされるのです。
施工完了後の全景です。
バンビーノ・テゴラの表面塗装はクリア層とエナメル層(ともにアクリルシリコン塗装)になっております。
なおコロニアルNEOと比較した場合、唯一の欠点は積雪により屋根からの落雪が発生しやすいことです。
そのため屋根勾配により雪止金具を増やすなどの対策は必要になります。
屋根を葺き替えるのであれば...
コロニアルNEOだけでなく、築15年前後のスレート屋根材(グリシェイドNEO、ザルフ、レサス、パミールなど)は、屋根材の強度不足によりヒビ割れ等がほぼ間違いなく発生しております。
そんな問題が起きているなかで屋根リフォームに直面したとき、同じ屋根を葺き替えるのであれば現在ラインナップされているコロニアルグラッサなどにするのではなく、真夏の暑さを抑えることが出来る大和スレートのバンビーノ・テゴラにしてみてはいかがでしょうか。
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