後悔しないための本当に正しい屋根工事・屋根リフォームがここにある【屋根専門・石川商店のスピンオフブログ】

屋根業界にいるからこそ伝えられる真実...屋根の点検・調査から見た屋根の状態や屋根リフォームの工事の様子、悪質なリフォーム営業の手口、はたまた趣味のお話しなど、皆様のためになる話題をご紹介していきたいと思います。

松下電工の屋根材【ワンダ・セラ(ワンダシリーズ)】

f:id:yuttariyakumo381:20190906231246j:image

松下電工から発売されていた屋根材【ワンダ】シリーズのひとつがこちらの【ワンダ・セラ】になります。

 

ワンダ・セラ以外には「ワンダ・ストーン」と「ワンダ・ストーンⅡ」という屋根材が発売されておりました。


f:id:yuttariyakumo381:20190906231300j:image

働き寸法は横が685mm、縦は300mmで、厚みは13mmとなっております

 

発売期間は1998年~2001年で、アスベスト(石綿)は含まれておりませんが、2001年~2002年に製造された【ワンダ・ストーン】にはアスベストが含まれております。


f:id:yuttariyakumo381:20190906231815j:image

経年によって屋根材表面が浮き上がってくる現象が見られることもあります。


f:id:yuttariyakumo381:20190906232009j:image

この角度から見るとニチハのパミールのようにも見えます。


f:id:yuttariyakumo381:20190906232052j:image

表面が剥がれ中の基材が剥き出しになる現象もパミールと似たような症状が発生していることもございます。

 

この屋根材の改修工事の方法ですが、屋根材に厚みがあることから、金属屋根材を使ったカバー工法による改修工事はお勧めできません。