長年屋根についている天窓(トップライト)からの雨漏りにお悩みのお客様より「天窓を塞いでほしい」とのご要望がございました。
天窓がついていることで明るく開放的な部屋になる反面、暑い・眩しいといった声や、施工不良・経年による雨漏りが発生することもあり、意外と悩みの種になってしまうこともございます。
そこで今回は、天窓撤去工事の様子をご覧に入れたいと思います。
まずは施工前の様子から。
既存屋根材を撤去しました。
今回のお客様は数年前に施工された外装リフォームの際に屋根も再塗装をされておりましたが、天窓を撤去し開口部を塞ぐためには天窓周辺の屋根材を部分的に撤去する必要があるため、思いきって屋根を葺き替えることにしたのです。
天窓を撤去し、開口部を塞ぐ作業に撃つっていくのですが…
屋根材を撤去している最中に、室内側からは開口部に垂木を施工し、そこへボードを施工していたのです。
ボードの施工が完了後には、天井のみクロスの張り替えを行いました。
そして屋根のほうでも室内側と同じように垂木で枠をつくり開口部を塞いでいくのですが、塞ぐ前には断熱材を入れておきます。
屋根面の開口部を塞ぎ終えました。
この先は普通に屋根葺き工事に入ります。
新規ルーフィング材を施工し…
ごく普通に屋根材を施工して工事は完了です。
天窓からの雨漏りの主な原因は、経年によるパッキン類の劣化や新築時の施工によるものなどが考えられます。
今回のお客様は築10年少々で、新築から数年後に雨漏りが発生していたそうです。
天窓メーカーによりメンテナンス工事を行ったそうですが、一時的に雨漏りは止まったものの、また数年前から雨漏りが発生し、今回の工事に至ったのです。
古くなった天窓は、新しい天窓に交換することもできますが、今回のように天窓を撤去することも可能なのです。
天窓でお悩みの方は、ぜひご参考にしていただければ幸いです。