後悔しないための本当に正しい屋根工事・屋根リフォームがここにある【屋根専門・石川商店のスピンオフブログ】

屋根業界にいるからこそ伝えられる真実...屋根の点検・調査から見た屋根の状態や屋根リフォームの工事の様子、悪質なリフォーム営業の手口、はたまた趣味のお話しなど、皆様のためになる話題をご紹介していきたいと思います。

【貴重な屋根材】モニエル瓦(ラファージュルーフィング)

屋根材の中にはセメントを材料に使った「コンクリート瓦」と呼ばれるものがございます。その中でも一世を風靡した瓦が「モニエル」と呼ばれる瓦です。

モニエル瓦は「ラファージュルーフィング株式会社(旧:日本モニエル株式会社)」から発売された瓦で、その製品は世界40か国以上に渡って販売された屋根材です。

ここでモニエル瓦のラインナップをご紹介します。

センチュリオン

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■外形寸法:タテ420mm ヨコ330mm

■最大働き寸法:タテ345mm 横:300mm

■重量:約4.5kg(1枚)

ホームステッド

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■外形寸法:タテ420mm ヨコ330mm

■最大働き寸法:タテ345mm 横:295mm

■重量:約4.5kg(1枚)

NEWシャプレ

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■外形寸法:タテ420mm ヨコ330mm

■最大働き寸法:タテ345mm 横:305mm

■重量:約4.9kg(1枚)

2010年6月 日本市場から撤退

 

人気があり多くのハウスメーカーで採用されてきたこれらモニエル瓦ですが、様々な事情により2010年6月をもって日本市場から撤退することになってしまったのです。

こうなると困るのが「リフォームで瓦が割れた」というお問い合わせでございます。

日本においては30年以上もの長い間に渡り、戸建住宅をメインに施工されてきたモニアル瓦ですから、施工された棟数もかなりの数になります。

こうなると困るのが「リフォーム中に割ってしまった」というケースです。

万が一割れてしまった場合

本来であればリフォーム中に瓦を割ってしまうなんて言語道断と言いたいところですが、実際のところは不可抗力により瓦を割ってしまった、というのはよくあるお話です。

通常であれば「新しい瓦で修理を...」となるのですが、モニエル瓦に限らずすでに廃版になった瓦や入手困難(不可能)な瓦もあります。

このような場合の対処法ですが...

①とにかく屋根業者に電話してみる

数枚程度であればどこかの屋根業者さんが保管しているケースもあります。近くの屋根屋さんに片っ端から連絡を入れるしか方法はありません。

②代用できそうな瓦を探す

これは桟瓦以外の役物(袖瓦・棟瓦など)であれば陶器瓦やその他の屋根材で代用できるものもあります。

③部分的に葺き替える

これは台風などの自然災害で被害が広範囲に及んだ場合に限って行う方法です。詳しい施工方法についてはお気軽にご相談ください。(屋根の状態・形状など諸事情により対応ができない場合もあります)

本来であれば新築時に「修理用」として予備の屋根材をストックしておくことが望ましいのですが、保管場所の問題から多くの方がストックはしていないです。

特に廃版になった屋根材などが使われたお宅で外装リフォーム工事を行う場合、施工前に予備の屋根材があるかどうかを確認したうえで工事に着手することが望ましいです。