7月に入り一気に気温が上がりました。
屋根業界で働く人達にとって、いよいよ厳しい季節に突入していくのですが、今日は武蔵野市のお客様より屋根調査のご依頼がございましたので、早速お邪魔しました。
なんでも隣で工事をやっていた人に「お宅の屋根の板金が浮いている、簡単に治せるから」と指摘されたそうです。
早速屋根に上り調査を開始します。
築30年、過去に塗装歴がありますが、比較的良い状態を保っております。
きっと塗装されたのが築20年を超えたあたりだと推測されます。
屋根材はクボタのコロニアルです。
棟板金が若干浮いています。
指が1本入るくらいの隙間があります。
まぁコレが原因ですぐに雨が漏るようなことはありませんが、通りすがりのリフォーム営業だと「すぐに直さないと…」って始まるんですよね。
続いてこちらは隅棟部分になります。
「差し棟」「棟コーナー」などと呼ばれる板金役物です。
板金が少々持ち上がっておりました。
水下側より確認します。
板金の折り方が少々きつくなって納まっています。これは新築当時からこのように納まっていたと思われます。
こちらが正常な納まりです。
調査が終わり、お客様へ結果をご報告させていただきます。
板金類に浮き上がりが発生しておりますが、慌てて修理をしなくても大丈夫です。
仮に修理をした板金、 築年数が30年を超え塗装歴があることから、数年後には必ず葺き替え工事、又は重ね葺き工事が必要になってまいりますが、その修理費用がムダにはしまうことはお伝えしております。
また葺き替え工事、重ね葺き工事それぞれのメリットからデメリットまで隠すことなくお伝えすることができました。
お客様にご満足していただくリフォーム工事をご提案差しあげるため、明日も屋根調査にお邪魔します。