日頃から多くのお客様より屋根の調査をご依頼いただいております。
あるお客様は葺き替え工事を…またあるお客様には棟の積み直し工事…など、屋根の種類によってご提案差し上げる工事や修理は様々ですが、ときには「なにもしないでこのまま放置しておきましょう」というご提案を差し上げることもございます。
こちらは築60年を越えた日本瓦の屋根です。
本棟は歪みが生じ、桟瓦も大きくズレが発生しており、瓦の耐用年数もすでに寿命を迎えていることがよくわかります。
しかし、ここまでくると部分的な修理よりも「葺き替え」といった大掛かりな工事になってしまいます。
しかし…お客様はあと数年したら建て替え、又は売却をご検討されているようです。
あと数年持たせたい…
だから修理をしてほしい…
だったら現状では雨漏り等の実害が発生しているワケではないので、無理に屋根の修理をされなくても良いというご提案を差し上げました。
なかには「ラバーロック工法」を提案してきたリフォーム業者さんもいらっしゃったようですが、ここまできたらすでにそのラバーロック工法も全く意味を持ちません。
お金を無駄にするだけです。