カラーベストコロニアルなど、化粧スレート屋根を葺き替えするときは将来的にメンテナンスコストが発生しないよう、私はケイミューの「コロニアルグラッサ」という屋根材をお勧めしてます。
この工事のときにちょっと仕様を変更することで、屋根をより美しく、よりスリムに見せることができる方法があります。
棟包仕様と差し棟仕様
この仕様は「寄棟屋根」にある隅棟(下り棟、降り棟ともいう)という部分の納まりの施工方法の違いです。
まずは「棟包仕様」からご覧ください。
「棟板金」という板金で納まっているのが「棟包仕様」または「大棟仕様」となります。
続いて「差し棟仕様」を御覧ください。
隅棟部分1段毎に矢印のような板金が納められているのが御覧になれると思います。
これが「差し棟仕様」または「棟コーナー仕様」と呼ばれている納まりです。
ここ数年大手ハウスメーカーさんの戸建住宅は、ほとんどが「差し棟仕様」になっておりますが、分譲住宅などではまだまだ「棟包仕様」の屋根が多く存在しています。
このような仕様を変更できるのは施工上の違いから、葺き替え工事のときに仕様を変更するのがベストなタイミングです。
ただし屋根形状によっては一部変更出来ない場合もありますので、まずはリフォームの打ち合わせの時に相談してみてくださいね。