【マシンX(MACHIN X)】

ベース車は日産・スカイライン2000GTターボ(通称:ジャパン)です。
大門軍団の特別機動車両、その記念すべき第1号車がPARTⅠの台45話「大激走!スーパーマシン」でデビューした「マシンX」です。
番組上の設定では、警視庁科学技術研究所が、現代科学の粋を集めて設計・製作したマシンで、52種類もの特殊装備が搭載され、PART2の第14話まで活躍しました。
そしてPARTⅢの第47話「戦士よ さらば」で犯人に盗まれてしまい、最後は壮絶な爆破で殉職しました。
しかし、爆破されたはずのマシンXは撮影用に数台が製作されており、放送終了後には実際の撮影車両が広島市内で開催された「さよなら西部警察フェア」において展示されておりました。

(広島市内で開催された「さよなら西部警察フェア」で展示されたマシンX)
これ以降、公の場に現れることのなかったマシンXですが、2011年に石原プロモーションの倉庫にカバーが被った状態で保管されていたことが判明、この車両は都内で自動車販売店を営む野呂和正氏に託され、そして見事に復活を果たし、2016年1月に開催された、調布市政施行60周年記念イベント「石原裕次郎展」で初めて公開されたのです。

(調布市で開催された「石原裕次郎展」にて)
今回はこの貴重なマシンXを幸運にも目の当たりにすることが出来ましたので、その模様をご覧に入れたいと思います。







GT-TURBOのエンブレムの横に配置された発信ペイント弾発射銃

ヘッドライトの横にはレーダースピード感知器が装備される

ボンネット上に配置されたキルスイッチ。


キルスイッチはバッテリーと連動しており、実際にエンジンを始動させるときはレバーをONにしなければならない。




リアのエンブレムはGT-EX、日産自動車によって納入されたメイン車両の証のひとつ。マフラーは2本出し。

ホイールはカンパニョーロ製
タイヤサイズは195/65-14

スカイライン専用ホイールであることが確認できる。

乗車定員は1名、シートはレカロ製のバケットシートに換装されブリタックスの4点式シートベルトが装着されている。

こちらは放送当時の車内の様子。


そして現在の車内の様子、キーボードなどの一部装備品が撤去され現存していなかったため、若干違いはあるものの、メーター類は当時のまま。ステアリングはナルディ製。

シフトノブ先端の赤いボタンは発信ペイント弾発射ボタン。


フロントバンパー下部に装備されたカメラ

撮影された映像は車載モニターに映し出される
サーチライトは上下左右に可動することができる。


サーチライトはスタンレー製。

サーチライトの操作パネル。

自動車電話は助手席に配置されたコンピューター後方にある。

助手席コンピューター上部に配置された追加メーター類。

エンジン始動時のスイッチ類。

車内助手席側工法には消火器が装備される。

サーチライト収納時の様子。


リモコン式スチールカメラはNIKON製。




特別機動車両・サファリとの貴重なツーショット



撮影の合間にはマシンRS-1、2、3との貴重なショットも。
【車両データ】
・ベースモデル:日産・スカイライン2000GTターボ・2ドアハードトップ(1980年式)
・型式:KHGC211後期型(通称ジャパン)
・エンジン:L20ET改
・最大出力:300ps/7400rpm
・最大トルク:41.0kgm/4400rpm
・最高速度:240km/h
・乗車定員:1名
今回、ハチマルヒーロー7月号と9月号(芸文社)の巻頭特集のための撮影現場にお邪魔することが出来ました。
この場をお借りしまして、芸文社のスタッフの方々、村山商事の皆様、石原プロモーションの宇角様に厚く御礼申し上げます。
また、マシンXをレストアされた野呂和正さんには、ご厚意により外観から車内に至るまで撮影を許可していただけたことに、重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。