屋根葺き替え工事を行うときにわかること…それは新築当時の手抜き工事です。
大手のハウスメーカーさんの建物だとほとんどないことですが、これが中堅のハウスメーカーさんとなると、ほぼ間違いなく見受けられます。
本日はそんな「手抜き工事」の一例をご紹介したいと思います。
こちらは「ケラバ」といわれる部位です。
ケラバ板金の下地として、本来であれば防腐処理された笠木か樹脂製の笠木が用いられるのですが、この屋根においては施工されていないのです。
まぁ、この下地の笠木が施工されていないことで「雨漏り」に繋がることはありませんが、これは明らかな「手抜き工事」と言わざるを得ません。
このような事態が発生する要因のひとつは、少しでも材料費を浮かさなければ儲からないという、建築業界が利益を追求したことの結果なのかもしれません。