【スーパーZ(大門団長専用車)】
スーパーZは、マシンXに代わって渡哲也さん演じる大門団長の専用車として、西部警察PARTⅡの第15話「ニューフェイス!!西部機動軍団」よりマシンRSと共に登場しました。
【車両データ】
・ベース:日産フェアレディ280Z フルオートガルウイング2by2
・全長:4620mm
・全幅:1690mm
・全高:1305mm
・車両総重量:1645kg
・乗車定員:4名
【特殊装備】
・油圧ダンパー式フルオートガルウイング
・催涙弾発射銃
・左右可動式サーチライト
・煙幕発生装置(通称:スカンク)
・自動車電話(23区内)
・自爆装置
PARTⅡ第15話より。登場時のナンバーは「品川 59 た 35-27」となっておりましたが...
途中から「品川 33 た 35-27」になりました。
「エンジンが2800ccなのに5ナンバーはおかしい」という指摘があったようです。
スーパーZ最大の特徴は、ドア窓からからルーフにかけて一体化されたガルウイング。
ガルウイング化の経緯は「運転しながら前方・左右に射撃が可能」という説もあるが...。
この車両の企画・開発者である福田正健氏によると「ベース車がTバールーフを採用していたため、構造的にガルウイングにしやすかった」とのこと。
ガルウイングの開閉は、車外からはBピラーにある鍵穴にキーを差し込んで回すと作動する。
ドアの開閉は内側にあるノブを使用。
ガルウイングは油圧ダンパーで作動する。
デビュー当時はまだ「ドアミラー」は認可されていなかったらしい...
ボンネット上には催涙弾発射銃が2基搭載されており、上下左右への発射が可能。
(PARTⅡ 第15話より)
(PARTⅡ 第15話より)
催涙弾発射銃の後方にはフロントプロテクター(バグガード)が取り付けられている。
ボンネットの裏側からみた催涙弾発射装置。現在は配線が外されているとのこと。
搭載されるエンジンは「L28E型」
【エンジン諸元】
・型式:KHGS130JABC1 水冷直列6気筒
・総排気量:2753cc
・最高出力:155/5200(ps/rpm)
・最大トルク:23.5/4000(kgm/rpm)
・トランスミッション:3速AT
パトライトは反転式
フロントバンパー下には左右可動式サーチライトを装備。
リアスポイラーには「DATSUN」の刻印がある。
リアバンパー下、センターの1本がマフラーで、左右2本は「煙幕発生装置(通称:スカンク)」が装備されている。
(PARTⅡ 第15話より)
ホイールはSSRスーパーシャーク、タイヤはダンロップ(225-60-14)
ステアリングはノーマル。
ミッションは3速AT。
シフトレバー左側の操作パネルにはガルウイング、スカンク(煙幕発射装置)、サーチライト、パトライトの操作スイッチが配置されている。いちばん左にある四角い白いスイッチはパトライト内部に溜まった水を排出するためのポンプを作動させるもの。
天井の突起物の部分にはパトライトが納まる。
シフトレバーの前方にある催涙弾発射装置、赤いボタンが発射ボタン。
センターコンソールに配置された自動車電話は23区内での通話が可能。
助手席グローブボックスに配置された無線はAurex製。
乗車定員は4名
トランク内にはガルウイングを作動させるための油圧システムなどが配置されている。
スーパーZは大門団長専用車のため、基本的に渡哲也さんがステアリングを握っていましたが、PARTⅡ第23話「凶悪の焔」、第40話「ペガサスの牙」などでは舘ひろしさん演じる鳩村刑事、PARTⅡ第24話「危険なロックンローラー」では御木裕さん演じる北条刑事、PARTⅢのオープニングや第16話「大門軍団フォーメーション」では柴俊夫さん演じる山県刑事、そしてPARTⅢ第23話「走る炎!!酒田大追跡-山形篇-」と 第43話「走れ一兵!成田発PM3」では、峰竜太氏演じる平尾一兵刑事もステアリングを握っていた。