ニチハのパミールに発生している「表層剥離」や「パミール釘の不具合」を発見してから、今年でちょうど10年になります。
最初に発見したのは横浜市都筑区でした。
それ以来、多くのお客様の屋根の改修工事を施工させていただいております。
そして、本日もまたパミールの点検調査にお邪魔しております。
築16年目のパミールです。
視線の先にある屋根の状態は…
これまで多くのパミールを見てきておりますので、今更驚くことはありません。
【過去の調査写真より】
それに、いくら屋根材がボロボロになっていようと、雨が漏ってくることもありません。
不幸にもご自宅の屋根材にパミールが使われていたときは…
今や多くのリフォーム業者さんがパミールの改修工事を施工されております。
金属屋根材(ガルバリウム鋼鈑)を使ったり、ニチハから無償支給されるアスファルトシングル「アルマ」を使った「カバー工法」と言われる改修工事です。
ただ、なかには施工マニュアル通りに工事を行っていなかったり、お客様に対して「すぐに工事をしないと雨漏りしますよ…」といった不安を煽る営業トークなど、明らかに「悪質」と思われるリフォーム業者さんが多すぎるのです。
たしかに屋根はボロボロな状態です。でも、だからといってすぐに雨漏りすることはありません。
だから、慌てて改修工事をする必要はないのです。
いま必要なこと、それは将来発生するであろう、屋根のメンテナンス費用や建物への負担などを考慮したうえで、適切な正しい改修工事をしてあげることなのです。
参考までに…
ガルバリウム鋼鈑を使ったカバー工法は、個人経営の板金屋さん、個人経営の屋根業者さんであれば割安な傾向にあります。
ただ、リフォーム業者さんは、かなり高額な価格設定がされておりますので、くれぐれもご注意を…