横浜市内においてまたまた悪質な屋根業者の「点検商法」よる被害が発生してしました。
早速ではありますが、悪質な屋根業者の手口と実際の被害状況を公開したいと思います。
【悪質な屋根業者】
「近くで工事をしていてお宅の屋根を見たら板金が捲れてパタパタしている…」
このように指摘されたお客様、梅雨真っ只中ということもあり不安になられたのでしょう。
言われるがままその業者を屋根に上げてしまったそうですが…
ここからは悪質な屋根業者がどんなことをして帰ったのかをご覧にいれます。
棟板金に養生テープが貼ってありました。
コロニアル屋根において悪質な屋根業者が指摘してくる不具合は、そのほとんどが棟部分の不具合(棟板金の捲れ、パタパタしている、釘が抜けているなど)なのです。
たしかに棟板金が捲れ上がっております。しかしよく見ると…
棟板金の固定に使われていた釘が屋根上に落ちており、1本はそのまま棟板金のところに残ったままです。
経年劣化によって釘が抜けてくることはよくある話しです。
しかしその釘がこのように曲がることはありません。
棟板金の釘が留めてあったところです。
釘穴の板金をよくご覧ください。
板金の小口は外側に引っ張られた形跡があり更に釘穴の部分は錆びがなく銀色に光っていることから、ここ数日以内に何らかの力が加わったことで釘が抜けて板金が捲れたものと断定できます。
また棟板金が重なっていることもあって悪質な屋根業者からすると絶好のポイントだったのかもしれません。
このままの状態を放置しておくわけにもいかないので、応急処置をさせていただきます。
養生テープを剥がし、新たに釘を留めつけておきました
築24年経過していますが、新たに留めつけた釘は棟板金の下地となる「貫板」にしっかり利いております。
今回訪問してきた悪質な屋根業者、まず「青木」と名乗る若い男性の訪問から始まり、続いて職人風の男性が2名現れ屋根に上ったそうです。
大抵悪質な屋根業者は2~3人1組で活動しているようです。
しかし結局は名刺も渡さなければ、会社名も明かさずその場を立ち去ったそうです。
悪質な屋根業者は、いつ、どこで、あなたの大切なご自宅の屋根を狙っているかわかりません。
同様の被害は全国各地で多発しております。
被害に遇わないためには…頼んでもないのに訪問してくる屋根業者、リフォーム業者には関わらないことです。
なお、今後同様のケースで被害が発生した場合はお客様とご相談のうえ、器物損壊事件として警察へ被害届の提出することも検討しております。