2016年1月9日~11日に調布市で開催されていた市政施工60周年記念特別企画・石原裕次郎展の模様を皆様にご紹介したいと思います。
映画のまち、調布
東京都調布市は東京都のほぼ中央、多摩地区の南東部に位置しており、新宿から特急で15分と都心へのアクセスも良く、自然豊かな街並みです。
現在の調布市内には日活調布撮影所、角川大映スタジオはじめ、数多くの映画・映像関連企業が集まっていることから、別名「映画のまち」とも言われております。
今回、調布市政施行60周年記念ということもあり、特別企画の第2弾として調布市内に事務所を構える石原プロモーションの協力で「石原裕次郎展」が開催されたわけですが、石原プロモーションと言えば私の中では真っ先に伝説の刑事ドラマ「西部警察」が思い出され、今回は撮影で実際に使用された車両が展示されるということもあり、満を持して出かけてまいりました。
京王線の調布駅。
駅前のロータリー、当日は天気も良く絶好のお出かけ日和でした。
駅前から歩いて数分のところにあるビルに石原プロモーションの事務所があります。
今回のイベント会場は、これも駅から歩いて数分のところにある「調布市文化会館たづくり」で開催されました。
さぁ、いよいよ伝説の刑事ドラマ「西部警察」に登場した特殊車両の登場です。
初代軍団特殊車両・マシンX
レストア完了後、初めての一般公開となったのが日産・スカイライン2000GTターボをベースに改造された初代軍団特殊車両「マシンX」です。
助手席には各種メーター類や大型コンピューター、サーチライト、スチールカメラ等の特殊な装備が備えられております。
西部警察の放送終了後、広島市内で一般公開され、その後の消息は不明だったのですが、実は石原プロの倉庫にカバーをかけた状態で保管されていた事が判明、レストアを経て今回の展示に至ったようです。
ちなみに撮影当時は予備車両、スタント用、撮影用と数台製作されたようで、今回展示された車両は日産自動車から納入されたメイン車両らしいです。
特別機動車両・サファリ
日産・サファリ4WDをベースに改造された車両で、フロントに2門の散水銃とルーフ内に放水銃が装備されております。
ルーフ上に飛び出ているのはビデオカメラです。
車内にあるモニターに前面道路の様子が実際に映っています。
今回は西部警察に登場した車両の他に、もう1台の大変貴重な車両が展示されておりました。
ゴリラ・警視庁捜査第8班で使用された三菱スタリオン
西部警察放送終了後の1989年から放送された刑事ドラマ「ゴリラ・警視庁捜査第8班」に登場した車両で、ガルウィングドアが特徴的な車両です。
内部は自動車電話とラップトップパソコンが搭載されております。
なお、今回ご紹介した車両たち、マシンX以外は東京都府中市にあるカーコーティング専門店「村山商事」さんで大切に整備・保管されており、サファリは常時ショールーム内に展示されています。
また、スタリオンも定期的に開催される車両メンテナンスで公開されることがあります。