国鉄からJRになって今年で30年...今も全国各地で走り続けている国鉄時代の車両は「ご当地カラー」を纏っていることが多いのです。
JR西日本岡山支社に所属する国鉄型車両「115系電車」もそのひとつで、塗装工程の簡略化と塗料コスト削減を目指して、地域別に単色カラーとする「中国地域色」へと塗り直しを行ってきたのです。
ちなみに中国地域色は、瀬戸内海に反射する陽光を表す濃い黄色です。
(伯備線 備中広瀬~美袋にて)
しかし、オリジナルカラーの緑とオレンジを纏った「湘南色」が3両2編成のみになったところで、長年湘南色に親しんできた利用者やファンの要望に応えるかたちで、岡山支社ではこの車両を中国地域色に塗りなおさず、湘南色のまま維持・運用すことになったそうです。
幸運にもたまたまオリジナル色の115系電車に遭遇することができました。
(伯備線 豪渓~日羽にて)
なお「湘南色」の由来は、初代「湘南電車」である80系が緑とオレンジを纏っていたことからきているそうです。
JR西日本岡山支社に所属する「湘南色」を纏った115系電車は2編成です。
鉄道ファンの方、ぜひこのオリジナル色を撮影しに岡山地区へお越しください。