ニチハ・パミールは施工後10年前後で屋根材表面の剥離が始まります。
この剥離はお住まいの地域によって異なりますが、早い方で8年前後、遅くても12年前後でほぼ間違いなく起こってしまいます。
このパミールにだけ発生する屋根材表面の剥離が、ここへきて大きな問題が発生しつつあります。
それは「太陽光発電システムを設置したパミールの改修方法」です。
パミールの改修工事として、本当に正しいリフォーム工事は「葺き替え工事」だと言うことは、先日のブログでもご説明しております。
では太陽光発電システムを設置してしまった場合はどうしたら良いのか?
これは太陽光パネルと架台システムを一度取り外し、新しく屋根材を施工した後に改めて太陽光発電システムを設置する工事が正解です。
その理由は、二重屋根構造への太陽光パネル設置は原則禁止されているからです。
「二重屋根構造」とは、ニチハ・パミールの改修工事として行われている「カバー工法(重ね葺き)」も含まれております。
よって耐用発電システムを再設置することが前提であれば「葺き替え工事」しか方法がないということになります。
また葺き替え工事に際して、新しい屋根材を慎重に検討する必要がございます。
最低でも太陽光パネル(モジュール)の保証期間内は、屋根のメンテナンスが不要な屋根材を選ぶことをお勧めします。
ちなみに私のお勧めはケイミューのコロニアルグラッサ、又はコロニアル遮熱グラッサです。