後悔しないための本当に正しい屋根工事・屋根リフォームがここにある【屋根専門・石川商店のスピンオフブログ】

屋根業界にいるからこそ伝えられる真実...屋根の点検・調査から見た屋根の状態や屋根リフォームの工事の様子、悪質なリフォーム営業の手口、はたまた趣味のお話しなど、皆様のためになる話題をご紹介していきたいと思います。

外壁や屋根は「リフォームをしない」という選択肢もあります!

マイホームを所有されている方にとって大きな悩みの種、それは外壁再塗装などの「外装リフォーム工事」だと思います。

 

しかしこの外装リフォーム工事は必ずやらなければいけない」ということではありません。

 

もちろん長く住まわれるのであれば、建物をある一定の状態で維持していくために塗り替えなどのリフォーム工事は必要です。

 

ただ近い将来引っ越しをされるご計画であったり建物を売却される可能性があるのであれば、無理に外装リフォームをする必要はありません。

 

今回は築20年で過去にリフォーム歴のないお客様からの屋根のご相談を元に、リフォームが不要なケースをご紹介したいと思います。

 

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築20年の屋根、松下電工の「フルベスト」という屋根材です。

 

今回の屋根の調査のきっかけはリフォーム業者の訪問によるものでした。

 

「近くで工事をしていてお宅の屋根をみると板金が浮き上がっていて、このままだと雨漏りしますよ」

 

悪質なリフォーム営業の常套手段です。

 

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棟板金は経年による浮き上がりは見られましたが、これが原因で雨漏りすることもなく、今のところ修理の必要もないことをお伝えしました。

 

突然訪ねて来て「屋根がおかしい」と言われれば、誰でも不安になるものです。

 

ただお客様のお考えとしては...

 

本当に屋根に異常があるのであれば直さなければいけない。

 

でも異常がないのであればできる限りお金はかけたくない...

 

とのことでした。

 

たしかに屋根材表面は経年による褪色や汚れの付着が目立っています。

 

屋根だけでなく、外壁も経年による褪色や多少のクラックなどもあります。

 

この先長く住まわれるのであれば外壁の再塗装を含め、将来かかるであろう屋根のリフォーム費用を最大限抑えることのできる屋根リフォームをご提案差し上げるところではあります。

 

しかし今回のお客様は様々なご事情がおありのようで、できれば外装リフォームなどの余計な出費はしたくないというお考えでした。

 

つまりお客様がご承知の上であればお金をかけてリフォームなどする必要は全くありません。

 

外装リフォームをご計画されるのであれば...

 

① 将来この建物をどのように維持していくのか?

 

② リフォームするにあたり次のリフォームでどれくらいの予算が必要なのか?

 

③ そのリフォーム工事は本当にやらなければならない工事なのか?

 

まずはこのあたりをご家族とじっくりご相談していただき、慎重にご検討されることを強くお勧めします。

 

間違ってもリフォーム営業の悪質な手口引っかかることのないよう、くれぐれもご注意ください。

 

すぐに工事をしないと雨漏りする...などと言って工事を急がせる業者は要注意です。

コロニアルNEOだけじゃない…問題のあるスレート屋根材はなに?改修方法は?

築15年前後のスレート屋根材、その多くは屋根材にヒビ割れが発生しており、中には再塗装ができないほどヒビ割れが進行しているものもあります。

 

今回は特に注意したいスレート屋根材をご紹介したいと思います。

 

【クボタ  コロニアルNEO】


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平成13年4月以降に建てられた屋根に多く使われております。


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築10年を越えてくると写真のような割れが見られるようになります。


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早い方で築10年前後で再塗装をされておりますが、再塗装後数年でヒビ割れが発生してくるのも大きな特徴です。

 

【クボタ  グリシェイドNEO】


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平成13年9月以降に発売された屋根材です。


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ビルダー向けに販売されたグリシェイドNEO、カタログには掲載されていない屋根材です。

基本的にはコロニアルNEOと同じ屋根材ですが、軒先のデザインがストレートになっているので見分けやすいと思われます。


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こちらも早い方ですと築10年前後で再塗装をされておりますが、やはり数年後には屋根材にヒビ割れが発生してきます。


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【クボタ  ザルフ】


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平成13年12月以降に製造されたザルフです。


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やはり再塗装をされたあと数年後にはヒビ割れが発生してきます。

なお平成9年から平成13年11月まで製造されたザルフについてはアスベスト(石綿)が0.1

~1%が含有されておりますが、アスベストが含まれていてもヒビ割れが発生しています。

 

【ニチハ  パミール】


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もう説明は不要かと思いますがニチハの製造した屋根材パミールは、築10年を越えてくるとミルフィーユ状の剥離が発生してきます。

 

再塗装されている屋根も見受けられますが、やはり数年後には表面に剥離が発生しております。

 

築15年前後になると外装リフォームを検討される方が多いと思われます。

 

ここで注意していただきたいことは、上記でご紹介した屋根材は再塗装したとしても、数年後には必ずヒビ割れなどの問題が発生してしまうことです。

 

ヒビ割れがすぐに雨漏りに繋がる可能性はかなり低いのですが、長く住まわれる戸建住宅においてはただ1度きりのリフォームだけを考えるのではなく、将来の外装リフォームを見据えた改修プランを視野に入れる必要があります。

 

これまで多くのお客様より改修工事についてご相談をいただいております。

 

そのなかで多くのリフォーム業者さんが提出されたカバー工法のお見積りも拝見しております。

 

しかしどのお見積りを拝見しても弊社が作成する葺き替え工事のお見積りと比較した場合、費用面では明らかにカバー工法のほうが高いのです。

 

葺き替え工事で発生する撤去費用と廃材処理費用を入れても、カバー工法の見積りは高額なのです。

 

これらのことから、築15年前後であれば最近流行りのカバー工法ではなく、葺き替え工事を私はお勧めしております。

 

 

 

築15年コロニアルNEOのヒビ割れや反り上がり被害が続々発生!ケイミューの対応は?

築15年のコロニアルNEOに多発しているヒビ割れ、反り上がり被害が続出しております。


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今回調査したお客様の場合、建てたハウスメーカーに問い合わせても、また製造メーカーであるケイミューも口を揃えて「10年を越えているので責任はない」と強硬な態度に出る始末…

 

ではコロニアルNEOの必要割れがどれだけ発生しているか、先日調査したコロニアルNEO(築15年)で養生テープを貼ってみました。


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この状態をどうお考えになるかは人それぞれだと思いますが、こちらの屋根はおよそ500枚のコロニアルNEOが使われており、そのうちの200枚にヒビ割れや反り上がりが発生しているのです。


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もっともこのヒビ割れが原因で雨漏りすることはありませんが、ヒビ割れが進行した場合は台風などの強風によって屋根材が飛散する可能性だってあるのです。


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一方でコロニアルNEOと同じ時期に発売されていたニチハのパミールは、当時屋根材の付属品として無償支給されていたパミール用釘が錆びてしまい、場合によっては屋根材が脱落する恐れがあるとして、リコールを届け出ております。


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右側2本がパミール釘、左側の2本はコロニアル釘です。パミール葺き替え工事の現場で採取したものです。


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パミールの場合は釘の錆びも問題ですが、屋根材表面の剥離のほうが酷く、強風などで表面の皮のようなものが飛散していることも多々あります。


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ただニチハの場合は、築15年程度なら個別に補償をしているケースもあるのです。

 

これに対しケイミューは、築15年のコロニアルNEOでは調査依頼をしても「築10年を越えている」との理由で最近は調査そのものを拒否する始末…

 

パミールにも屋根材の一部が割れて落下していることもあります。また一昨年や昨年の台風で屋根材が飛散し、中にはお隣様の窓ガラスを直撃する被害も発生しております。

 

コロニアルNEOもパミールと同じように割れた屋根材が飛散し第三者に被害を与える可能性だってあります。

 

もっともケイミューのコロニアルシリーズは戸建住宅の屋根に使用されている比率が非常に高いため、非を認めてしまうと会社存続の危機にさらされるほどの損害を受ける可能性も考えられますが、屋根材メーカーとして自社の製品の不備を認めない体質はいかがなものでしょうか。

 

今後もコロニアルNEOをはじめ、当時のクボタ(クボタ松下電工外装~ケイミュー)が製造した屋根材に発生している問題を考えていきたいと思います。

【ラファージュ・ルーフィング(モニエル瓦)】ウイングレーを入手致しました

ラファージュ・ルーフィング(モニエル瓦)の瓦は代表的なホームステッド、センチュリオンをはじめ、現在では入手するのが大変困難な瓦となっております。

 

先日のセンチュリオンに続いて今回は「ウイングレー」という、ラファージュ・ルーフィングの中でも恐らく流通量が極めて少ない瓦を入手することが出来ました。


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こちらがラファージュ・ルーフィングの「ウイングレー」になります。


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塗装歴はありますが、状態は決して悪くありません。


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こちらはケラバ(袖瓦)です。


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ケラバ(角)もあります。


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こちらは棟瓦です。


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こちらは隅巴(カッポン)です。

棟巴も入手することが出来ました。


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これはかなり貴重な三ツ又です。

 

ラファージュ・ルーフィング(モニエル瓦)の瓦はホームステッド、センチュリオン、そして今回のウイングレーを在庫しております。

 

修理などで必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。

 

※宅急便などでの発送は出来ません。

※瓦は全て東京都品川区内で保管しております。

 

【超貴重】ラファージュ・ルーフィング(モニエル瓦)センチュリオンを入手致しました‼️

瓦メーカーの廃業などで入手困難な屋根瓦は多数ございますが、多くの屋根で使われているラファージュ・ルーフィング(モニエル)のセンチュリオンを屋根葺き替え工事の現場から引き上げてきました。

 

まずは桟瓦から。


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状態はあまり良くありませんが、割れた瓦の差し替えに使うことができます。


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今回は50枚程引き上げてきました。

 

続いて袖瓦と角です。


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角は2枚(1枚は切り込みあり)、袖瓦は1枚のみです。

 

続いて棟瓦。


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今回15枚引き上げてきました。

 

続いて棟瓦の先端に使う役物「カッポン」です。


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今回6枚入手致しました。

 

ここからはかなり貴重な役物になります。

まずは三ツ又から。


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今回3枚入手致しました。

 

こちらは更に貴重な品物です。


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フレ巴(菱巴)です。

軒先から見て右袖に使う役物になります。

少々ヒビが入っておりますが、コーキング剤等で補修をすればまだまだ使うことが可能です。

 

なお宅急便等での発送は輸送中に割れてしまう恐れがございますので、お請けすることは出来ません。

 

今回引き上げてきたモニエル瓦は東京都品川区内にて保管しております。

 

センチュリオン以外にもホームステッドの桟瓦、三角冠、カッポン、三ツ又も在庫しております。

 

モニエル瓦でお困りでしたら、ぜひご相談ください。

「お宅の屋根はパミールだから塗装はできない」と知ったフリをする品川区内の塗装業者のお話しです

ニチハのパミールの写真を見せながら「お宅の屋根はパミールといって、屋根塗装をするときに高圧洗浄をしたらボロボロになるから塗装できない」「屋根をカバー工法で重ね葺きするしかない」と言っている塗装業者さんが品川区内にいらっしゃるようです。

 

ご自宅の屋根材がパミールなのかコロニアルなのか、これはなかなか判断できるものではありません。

 

そこを狙った営業手法なのでしょうが、これは悪質なリフォーム営業であり、とても見過ごすことはできない問題です。

 

実際にコロニアルNEOの屋根に上って点検をした塗装業者曰く…

 

「思っていたより状態が良いですね」

 

当然です、こちらの屋根はパミールではありませんからね…

 

ただ以前私のブログでもご紹介しておりますが、築15年前後のコロニアルNEOは経年によるヒビ割れがかなりの確率で発生していることも事実です。

 

そこで今回はクボタ(現在のケイミュー)のコロニアルNEOとニチハのパミールの見分けるポイントを公開致します。

 

【コロニアルNEO】

 

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屋根材の先端に僅かな凹凸がありますが、これはニチハのパミールにも存在するため見分けるポイントにはなりません。

 

屋根材表面の模様で判断するしかないのですが、川の流れのようなモヤモヤっとした表面がコロニアルNEOとお考えください。

 

【パミール】


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コロニアルと比較した場合、最大の特徴は屋根材表面に木目のような模様があるのがパミールです。

 

更に等間隔で4本の筋が入っているのもパミールの特徴です。

 

また築10年前後から屋根材表面にミルフィーユ状の剥離が発生してくるので、見分けがつきやすいと思います。

 

皆様、悪質なリフォーム業者の罠に引っ掛からないよう、くれぐれもご注意ください。

【コロニアル】棟板金の納め方をご紹介します

コロニアルを施工するときに最後に仕上げる部分が「棟板金」です。

 

棟板金の納め方には「大棟(棟包)仕様」と「差し棟(棟コーナー)仕様」という2種類の納め方があります。

 

まずは「差し棟(棟コーナー)仕様」をご覧ください。


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コロニアル1段毎に「差し棟(棟コーナー)」という板金を施工する仕様になります。

 

屋根をスッキリ見せることができるのが差し棟仕様の特徴です。

 

この仕様は主に大手ハウスメーカーの標準的な納まりになっています。

 

続いて「大棟(棟包)仕様」です。


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コロニアルを葺き上げた後に下地を施工し棟板金を被せる施工方法が「大棟(棟包)仕様です。

 

後々の屋根メンテナンス工事を考えると、大棟仕様よりも差し棟仕様のほうがメンテナンス費用を抑えることに繋がりますので、屋根を葺き替えされるときには断然「差し棟仕様」のほうが良いです。

 

それではここから棟板金の施工方法をご覧に入れたいと思います。


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まずは棟板金の下地となる笠木を施工します。

 

このときに注意したいのは、防腐処理された材木を使う場合、材木の切り口を見て材木の芯側を下に向けて施工することです。


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材木は経年によって反る習性があります。

反対に施工すると材木が反りかえったときに棟板金を持ち上げることになるため、強風などで板金を更に浮き上がらせることにもなりかねません。


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材木の固定はステンレスビスを使用します。

弊社では若井ホールディングスの「デカバ」を採用しております。

 

この下地に使用するのは防腐処理された材木、又は樹脂製の笠木(タフモック)で、サイズは18mm×90mmと規定されています。


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続いて隅棟先端に「隅巴(剣先)」という板金役物を被せます。

 

この隅巴は棟板金を加工して作ることもできますが、作業効率や仕上がりを考えると板金を加工するよりも役物を使ったほうが断然良いと思います。


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板金同士が重なるツバの部分は予めカットをし、板金上面にはコーキング剤を塗布します。


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上から被せる板金を予めカットした部分に噛ませるように施工をするのがポイントです。

 

あとは板金固定用の釘(ステンレス釘)を留め付け作業は完了です。


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いかがでしょうか?

 

なおコロニアルには板金ではなく、コロニアルと同じよう材質の「同質役物」を使った「フリーリッジ仕様」という納まりもありますが、こちらはまた別の機会にご紹介したいと思います。

【西部警察車両公開メンテナンス】2020年最初の開催は3月15日(日)

西部警察車両公開メンテナンスの日程が発表されました。

 

2020年最初の公開メンテナンスは3月15日(日)に開催されます。

 

前回(11月24日開催予定)は雨予報だったため、遠方からいらっしゃる方々への配慮から早めの中止が発表されましたが、今回は晴天の下で開催されることを期待したいと思います。

 

一部情報によると前回はマシンXも参加の予定だったとか…

 

果たして今回はマシンXは登場するのでしょうか?

 

ゴリラ・警視庁捜査第8班の車両(デボネア、パジェロ)の公開は?

 

当日を楽しみに待ちたいと思います。

 

【過去の公開メンテナンスより】


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【屋根リフォーム】リフォーム会社の求人情報から見るウラ側を考える

いろいろな事情があって会社を退社するときには、予め次の仕事の目処をつけて辞める方が多いと思います。

 

今回たまたま知人から転職の相談を受け、偶然見かけた大手リフォーム会社の求人事情から、皆様が知らないリフォーム業界のウラとでも申しましょうか、悪質なリフォーム営業が減らない理由を分析したいと思います。

 

まずは以下のとある会社の求人案内をご覧ください。

 

【職種】
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【求人】
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1軒ずつ訪問します。

「早めにリフォームしておいたほうが修繕費が安く済む」といった情報を載せたチラシを持って訪問。TVCMの知名度が高く、すぐに信頼していただけます。

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<この仕事の特長>

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成果によっては、短期間でリーダーやその先のポジションに昇格。給与も上がっていきます。


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【勤務時間】
9:00~17:30(所定労働時間7.5時間※残業あり)

休憩時間: 90分


【給与】
月給 220,000円 ~ 1,000,000円


【給与補足】
月給220,000円~1,000,000円以上

[A]研修期間2ヶ月・・・月給27万円以上+歩合(売上実績により変動)

[B]研修期間終了後・・月給22万円以上+歩合(売上実績により変動)

([B]基準売上達成で別途販売手当5万円支給)

※[A][B]報奨金別途支給

上記には固定残業代5万円(40h相当分)含む。超過分は別途支給。
<収入例>月収62万円!

入社1年(妻・子1人)

月給22万円+販売手当5万円+配偶者手当1万円+歩合28万円+各種報奨金6万円

月給100万超えも可能!

年収1,000万円超も多数!幹部職になれば2,000万円も可能!

 

以上がとあるリフォーム会社の求人案内です。

 

ここから屋根リフォームについて求人情報と照らし合わせてみます。

 

まずは…屋根に関する知識は「未経験」ではなにも分かるワケがありません。

 

事務的な仕事ならともかく、屋根のことはただ知識だけを身につけるだけでは不十分、現場での様々な経験がいちばん重要なのです。

 

それなのにチラシを持って1軒ずつ訪問する…

 

これでは悪質なリフォーム営業が減ることはありません。

 

「給料青天井」

 

「契約どれだか分だけ給料が上がる」

 

こういった会社の方針が「稼ぎたい」という気持ちになり、そこから無理な営業へと繋がっていくため、見えない屋根への異常を指摘し不安を煽って仕事をとろうとするのではないでしょうか?

 

大手だからといって安心して任せられるほど、屋根のリフォームや修理は甘くありません。

 

屋根においては尚更甘くありません。

 

多くの現場で多くの工事に携わり、そこで得た経験と知識、そしてそこに携わる熟練の職人さん達の技術を習得して初めてお客様からの屋根のご相談に受け答えできるのです。

 

 

【信頼できる屋根業者を見分けるポイント】ルーフィング(下葺き)の施工事例で業者の善し悪しが判断できる

新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

新年最初のブログは屋根工事で最も重要な工事「ルーフィング(下葺き)」の正しい施工方法について触れてみたいと思います。


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屋根材の下に必ず施工されているルーフィング(下葺き)は、雨水などの侵入を防ぐ最も重要な部分であり、最も重要な工事でもあるのです。

 

このルーフィング(下葺き)の施工に少しでも間違いがあれば、それは雨漏りに直結するのです。

 

そのルーフィングの施工方法は各屋根材(瓦、コロニアル、金属屋根など)の施工マニュアルにも必ず明記されておりますが、その詳細については別の機会で詳しく説明しようと思います。

 

さて、そのルーフィング(下葺き)の中でも特に重要な部分のひとつが「本谷(谷)」のルーフィングの施工方法です。


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こちらが屋根材を剥がした後の本谷部分です。


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少し離れた場所から撮影すると「本谷」がどの部分かご理解いただけるのではないでしょうか…


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本谷部分のルーフィング施工は、言葉で説明するより写真をご覧になったほうがご理解いただきやすいと思いますが、まず縦方向(軒先から棟側)に捨てルーフィングを施工し、そこへクロスさせるようにルーフィングを施工するのが正しいルーフィングとなります。

 

正しいルーフィングの施工をすると本谷部分はルーフィング材が3層になるため、雨水の侵入はほぽ完全に防ぐことができます。


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ただなかには捨てルーフィングを施工した後、本谷の中心と平行するようにルーフィングをカットする業者さんもいらっしゃるようです。

 

このような誤ったルーフィングの施工は、屋根工事業者さんのHPやブログ、Facebookなどの施工事例でたまに見かけることがございます。

 

つまり本谷部分のルーフィングが1層しか施工されていないため、雨水が侵入しやすくなり、それが雨漏りの直接の原因となるのです。

 

その結果が次の写真です…


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本谷部分からの雨水の侵入により野地板が腐食する結果に繋がった屋根もあるのです。

 

安心して工事を任せられる業者さんかどうかを見分けるポイントのひとつとして、このような細かい施工事例を判断の基準にしてみるのも良いかもしれません。

 

 

コロニアルに替わる屋根材はコレしかない!【大和スレート バンビーノ・デコラ】

ケイミューのコロニアルシリーズに替わる屋根材をご紹介したいと思います。

 

ケイミュー(旧クボタ)の製造したコロニアルNEOなどのスレート屋根材は、築10年を越えてくるとクラック(ヒビ割れ)が発生し欠片が落下したり、屋根材に剥離が発生するなど、ニチハのパミールとはまた違う問題を抱えております。


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(コロニアルNEO 屋根材の割れと剥離)


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(コロニアルNEO  屋根材の剥離)


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(ザルフ  屋根材の反り)

 

2008年からはコロニアルNEOの後継として発売されたコロニアルクァッド、コロニアルグラッサなども施工後10年を越えると同様の問題が発生しており、数年後にはコロニアルNEOと同様の問題が発生する確率が極めて高いと言えます。

 

コロニアルグラッサについては、大手ハウスメーカーが積極的に採用しているため、数年後にはパミールと同じように大きな社会問題に発展する可能性もあります。

 

もはやケイミューの製造する屋根材は信用できない…

 

コロニアルと同等の価格帯で同等の性能を有する屋根材…

 

それが大和スレート株式会社が製造・販売する「バンビーノ・デコラ」なのです。


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こちらが大和スレート株式会社の屋根材「バンビーノ・デコラ」です。

 

【製品仕様】

■製品寸法(幅×長さ):950mm×300mm

■働き寸法(幅×葺き足):909mm×200~240mm

■1枚の重量:4.5kg

■1坪(3.3㎡)当たりの枚数:15枚(葺き足240mmの場合)

■1坪(3.3㎡)当たりの重量:67.5kg(葺き足240mmのバンビーノ)

 

屋根材自体の厚さは6mmなのですが、独自の薄板立体成形技術により、見かけ厚が25mmとなります。


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この見かけ厚のおかげでコロニアルと比較した場合、屋根材と屋根下地の間に空気層が確保されますので、室内の暑さはコロニアルよりも軽減されると考えられます。


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(同質差し棟役物)


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(鋼鈑役物仕様  写真はケラバ)

 

棟や袖(ケラバ)は鋼鈑役物と同質役物が設定されております。

 

発売以来、コロニアルに発生しているようなクラック(ヒビ割れ)や割れは皆無で、手に持ってみてもコロニアルよりも頑丈な屋根材だとハッキリ分かります。

 

コロニアルと同等の性能と同等の価格帯でコロニアルに替わる屋根材…

 

もはや大和スレートのバンビーノ・デコラ以外にはないような気がします。

 

【参考データ】

コロニアルグラッサ

■製品寸法:910mm×414mm

■働き寸法:910mm×182mm

■1枚当たりの重量:約3.4kg

■1坪(3.3㎡)当たりの枚数:20枚

■1坪(3.3㎡)当たりの重量:約68kg

屋根カバー工法(重ね葺き工事)の前に天窓(トップライト)を交換しませんか?

古くなった天窓(トップライト)は、屋根の葺き替え工事のときに交換をするのがベストなタイミングなのです。

 

ただ最近は葺き替えよりも既存の屋根材の上に金属屋根材などを被せる「カバー工法(重ね葺き)」を行う業者さんが多く、このときに天窓(トップライト)をどのように扱うのかは各施工業者さんの技術の見せ所ではないでしょうか。

 

今回は屋根重ね葺き工事(カバー工法)に伴う天窓(トップライト)交換工事の様子をご紹介したいと思います。


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まずは施工前に外から撮影した写真です。


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室内側から見た状況です。

雨漏りはしていないのですが、壁紙が剥がれてきております。

これは長年に渡って繰り返し発生している「結露」によるものと考えられます。

 

まずは工事を行う前に室内にゴミや埃などが入らないように養生を行います。


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通常はテープ付きの養生シートなどを貼って養生を行うのですが、内装の壁の状況によりテープがすぐに剥がれてくるケースもありますので、今回は引っ越しなどで使用される「プラダンシート(プラスチック製のダンボールでダンプラとも呼ばれています)」を使いました。

 

固定方法はお客様のご了承を得て画ビョウを使用しております。

 

いよいよ天窓の撤去に入ります。


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今回はカバー工法を行うために天窓を交換するのですが、新しい天窓と既存屋根材との高さを合わせなければ、カバー工法を行うことができません。

 

そこで既存天窓周辺の屋根材を切断したうえで、天窓を撤去することにしました。


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周辺の屋根材、天窓の撤去が完了しました。

併せて内装の壁紙の補修も行います。


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新しい天窓を取り付けるための下地工事に入ります。

 

構造用合板を使って既存屋根材との高さを合わせます。


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下地工事を終えたらあとは新しい天窓を取り付け、天窓交換用の防水シートを施工して天窓交換工事は完了です。

 

このあとは、カバー工法を行う屋根業者さんが通常の工事(ルーフィング施工、新規屋根材施工、そして天窓周辺の水切り施工)を行います。


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室内からみた新しい天窓です。

 

壁紙も綺麗になってとても喜んでおられました。

 

いかがでしたか?

 

カバー工法(重ね葺き工事)を行う場合、天窓は手をつけない業者さんが多いと思われます。

 

天窓を交換するためには、天窓周辺の屋根材を撤去しなければ、天窓を交換することは出来ないのです。

 

万が一カバー工法を行った数年後、天窓から雨漏りしたら…

 

カバー工法で施工された屋根材を剥がし、その下に施工されている屋根材を剥がさなければ天窓は交換することが出来ないのです。

 

せっかくリフォームをするのであれば、将来ムダなお金を使わなくても済むような工事をする必要があるのではないでしょうか?

【2020年西部警察カレンダー】を製作しました!

2014年~2016年まで青志社から発売されていた西部警察カレンダー、ここ数年は発売されることがないため待ち望んでいるファンの方も多いのではないでしょうか…

 

2019年は西部警察放映開始40周年ということで様々なイベントの企画もあったようですが、こちらも様々な事情があって残念ながら実現には至りませんでした。

 

なにもないのはあまりにも寂しすぎる…

 

そこで今回「西部警察カレンダー2020」をオリジナルで製作致しました。

 

予算の関係上卓上サイズのカレンダーにはなります。

 

オリジナルで製作しておりますので、石原プロモーションさんの承諾も得ておりません。

 

今回製作したカレンダー、個人的にお世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて後日送付いたします。

 

なお製作したカレンダーは先程申し上げたとおり、石原プロモーションの承諾を得ているわけではありませんので、写真の掲載も控えさせていただきます。悪しからずご了承ください。

雪が降る前に…雪止め金具の取り付け工事

2019年も残り僅かとなりました。

 

毎年この時期になるとご依頼の多くなる工事が「雪止めの取り付け工事」です。

 

首都圏では毎年雪が積もるような雪が降ることはありませんが…ただ稀に大雪でも降ろうものなら…

 

たった数センチの積雪で交通網は大混乱…転倒してケガをする方も…

 

屋根に積もった雪が滑り落ちることで、雨樋が曲がったり破損させたりすることはよくある話しです。


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今回は本格的な雪のシーズンを前に「万が一に備えて…」雪止めの取り付け工事に伺いました。


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今回は日本瓦(ハイシルバー)へ、雪止め金具の設置を行いました。


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取り付けるのは「富士型」と言われる雪止め金具です。

 

瓦の場合だと「雪止め瓦」に差し替えることも可能ですが、費用が割高になりますので、金具で十分だと思います。


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設置方法ですが、設置したい瓦の1枚上の瓦を剥がし、雪止め金具が瓦に引っ掛かるように置いてビスなどで固定するのが正しい設置方法です。

 

ただ瓦の場合は金具自体が瓦に引っ掛かっていることと、剥がした瓦を元に戻すことで金具が挟まれるため、ビスや釘を使って固定しなくてもさほど問題はありませんが…

 

まぁこのあたりは実際に施工する屋根業者さんの考え方次第…ではあります。

 

ちなみに…もちろん私はビス固定で施工をしております。

【モニエル瓦】意外と多く見られる間違った施工方法をご覧にいれます。

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モニエル瓦のホームステッドというセメント瓦ですが、よく見ると意外に間違った施工をされているケースが多いことをご存知でしょうか?


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一見なんともないように見えるモニエル瓦のホームステッドで葺かれた屋根…


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見る人が見れば何が悪いのかが分かります。

 

まずは施工マニュアルに掲載されているイラストをご覧ください。


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こちらは今から15年以上前の施工マニュアルの一部です。


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これを踏まえ次の画像をご覧ください。


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いかがでしょうか?

 

本来モニエル瓦のホームステッドは「千鳥葺き」という施工でなければなりません。

 

「千鳥葺き」とは、瓦を1段毎に半分ずつずらして施工する方法のことで、主に平板瓦(F形)でよく見られる施工方法です。


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(栄四郎瓦・ローマンLL-40R)

 

千鳥葺きの場合は隣り合う瓦と瓦の隙間から入った雨水が、下の瓦の真ん中に出てくるように設計されております。

 

モニエル瓦のホームステッドも、平板瓦と同じように「千鳥葺き」で施工されているのが本来の正しい施工方法となります。


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(正しい施工がされたモニエル瓦のホームステッド)

 

台風15号と19号では、このモニエル瓦のホームステッドも多く飛散しています。

 

正しい施工がされていれば、もしかしたら瓦が飛散することはなかったかもしれません。