後悔しないための本当に正しい屋根工事・屋根リフォームがここにある【屋根専門・石川商店のスピンオフブログ】

屋根業界にいるからこそ伝えられる真実...屋根の点検・調査から見た屋根の状態や屋根リフォームの工事の様子、悪質なリフォーム営業の手口、はたまた趣味のお話しなど、皆様のためになる話題をご紹介していきたいと思います。

外壁塗装などの外装リフォーム工事でよく発生する【屋根瓦の割れ】について

外壁塗装などの外装リフォーム工事でよく発生するトラブルのひとつに「瓦を割ってしまった」ということがございます。

 

しかしご安心ください。

 

瓦は1枚だけ差し替えることが可能なのです。

 

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見事に縦に割れてしまった瓦。

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割ってしまってから修理まで時間を要するときには、写真のように雨漏りしないよう、割った業者さんが補修をするケースもあります。

 

ただ瓦の下には「ルーフィング」という防水シートが施工されていますので、簡単に雨漏りはしないのでご安心ください。

 

では早速修理をしてみたいと思います。

 

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まずは割れてしまった瓦を取り除きます。

 

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新しい瓦の一部を少しだけ加工して元の位置に戻すだけ。これで作業は完了です。

 

時間にしておよそ5分程度でしょうか、慣れていれば簡単に交換することが出来ます。ただしこれが可能なのは、屋根面の平部といわれる場所です。

 

棟や谷、壁際などの瓦が割れてしまった場合、そうは簡単にはいきません。

 

そして、もっと大変なことは...

 

すでに廃版になってしまった瓦を割ってしまった場合

です。

 

昔からある日本瓦(和形・J形)やS形瓦などは今でも生産されていますのでなんの問題もありません。

 

しかし一部の平板瓦(F形・フラット瓦)やセメント瓦(モニエル瓦など)は、すでに入手が困難な状況にあり、モノによっては入手不可能なケースもあります。

 

瓦を割ってしまった、瓦がない、では話になりません。

 

外装リフォームを行う場合、事前に予備瓦の有無をご確認いただき、在庫があるようであればお手元に準備されることをお勧めします。

 

そして、万が一瓦が割れてしまった場合、すぐに屋根の専門業者へご相談ください。