後悔しないための本当に正しい屋根工事・屋根リフォームがここにある【屋根専門・石川商店のスピンオフブログ】

屋根業界にいるからこそ伝えられる真実...屋根の点検・調査から見た屋根の状態や屋根リフォームの工事の様子、悪質なリフォーム営業の手口、はたまた趣味のお話しなど、皆様のためになる話題をご紹介していきたいと思います。

屋根の葺き替え工事は最短1日で完了!それでも「カバー工法」を選びますか?

2018年もすでに2月に入りました。

今年はすでに10件の屋根葺き替え工事を行っておりますが、そのうちの9件は、なんとニチハの製造した屋根材「パミール」の葺き替え工事です。

そんなニチハのパミールに目を光らせているのがいわゆる「リフォーム会社さん」です。

ある情報によりますと、コロニアル屋根のお客様宅へ突然訪問し、ボロボロになったパミールの写真を見せながら「お宅の屋根材はパミールと言って数年後にボロボロになりますよ」という手口が横行しているそうです。

まるで詐欺のようなお話ですが、本当にあったお話しです。

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こちらがクボタ(現:ケイミュー)のコロニアル。

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こちらがニチハのパミールです。

ちなみにニチハのパミールへは「塗装工事」は絶対に行ってはダメです。

知らないで塗装をしてしまうと...

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数年後には間違いなく上の写真のような状態になります。

 

悪質なリフォーム営業には、くれぐれもお気をつけください。

 

そんな中で、多くのリフォーム会社さんが勧める屋根のリフォーム工事が、既存の屋根材を撤去せずに施工をする「カバー工法(重ね葺き工事)」です。

そもそもカバー工法のメリットとして言われていることは

① 廃材撤去費、処理費が発生しないため費用を抑えることが出来る。

② 工期が短縮できる。

といったところです。

たしかに既存屋根材を撤去する必要がないので、工期が短いと思われがちです。

しかし、このカバー工法が有効なのは築30年以上経過したアスベスト(石綿)が含まれる屋根材へのリフォーム工事において「ある程度」は有効な工事なのです。

築年数が10年~20年でアスベストを含まない屋根材に対しての「カバー工法」は、将来的に屋根リフォームに多大な費用が発生します。

 

屋根の葺き替え工事は条件次第で1日で終わる!

 

屋根のリフォームにおいて、既存の屋根材を撤去し新しい屋根材を施工する「屋根の葺き替え工事」が、なんと最短1日(足場工事を除く)で完了することをご存知でしょうか?

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こちらは都内某所で施工した、屋根葺き替え工事の着手前の状態です。屋根材はあのニチハ・パミールです。

朝から作業を開始した屋根の葺き替え工事。

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手慣れた施工スタッフはケタ違いのスピードで既存のパミールを撤去すると...

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アッという間に施工が完了、ここまでおよそ6時間程度です。

屋根形状にもよりますが、およそ30坪(およそ99㎡)程度であれば、ほぼ1日で屋根の葺き替え工事は完了させることが可能です。

ちなみに費用のほうですが、多くのリフォーム会社さん(例えば○○○○建創とか)が提出されたカバー工法の見積りよりも、弊社がお見積りさせていただいたコロニアルグラッサ(ケイミュー)を使用した「葺き替え工事(ルーフィング材は改質アスファルトを使用)」のほうが安く施工することが出来ました。

 

先にも述べましたが、最近のリフォーム業者さん(特に塗装業者さん)は、築年数が比較的浅い建物(10年~20年未満)に対しても、すぐに「カバー工法(重ね葺き工事)」を勧めているケースが多いことは、すでに周知の事実です。

 

しかし、築年数の浅いアスベストを含まないコロニアルなどのスレート系屋根材への改修工事として、この「カバー工法」は本当に正しい改修工事と言えるのでしょうか?

 

これらの屋根に対しての本当に正しい改修工事、それは...

既存の屋根材を撤去する「葺き替え工事」

 

 

なのです。