ニチハのパミールに起きている屋根材の不具合に目をつけた悪質なリフォーム営業が多発しているようです。
一部情報によりますと、塗装業者向けの講習会において全く異常が発生していないコロニアル屋根の消費者に対し「数年後にはボロボロになる」と言ってニチハ・パミールのボロボロになった写真を見せ、不安を煽ってカバー工法を勧める手口が推奨されたとか...。
実際にお問い合わせを下さったお客様の中には「お宅の屋根材はパミールという...」といった飛び込み営業が来たことも確認できています。
(ボロボロになったニチハのパミール)
このような写真を見せられ「数年後にはこんな状態になる、今のうちにカバー工法で...」なんて言われたらどうでしょう?
これは、一般の方々がご自宅の屋根がコロニアルなのかパミールなのか見分けがつかないことを逆手に取った、新手のリフォーム詐欺です。
こちらの屋根材はコロニアルです。
そしてこちらがニチハのパミールです。
一見すると「どこが違うの?」と思われるでしょう。
屋根材先端の凹凸の形状は同じなのですが、屋根材表面の模様が微妙に違うのがご覧になれると思います。
コロニアルは、波をうったような模様が特徴です。
対するパミールは縦に細い筋が入っています。
コロニアルは、パミール特有の表層剥離(ミルフィーユ状の剥離)が発生することはございません。
もしもリフォーム営業が「お宅の屋根材はパミールといって...」なんて訪問して来たら、それは悪質なリフォーム営業だと疑ったほうが良いかもしれません。