後悔しないための本当に正しい屋根工事・屋根リフォームがここにある【屋根専門・石川商店のスピンオフブログ】

屋根業界にいるからこそ伝えられる真実...屋根の点検・調査から見た屋根の状態や屋根リフォームの工事の様子、悪質なリフォーム営業の手口、はたまた趣味のお話しなど、皆様のためになる話題をご紹介していきたいと思います。

天窓(トップライト)に発生するトラブル事例

屋根についている天窓(トップライト)が日本に普及したのは1980年前後のことだそうです。

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(松下電工 手動開閉式トップライト)

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(松下電工 FIXタイプ)

天窓(トップライト)とは屋根に取り付けられた窓で、採光や換気を目的として設置されているのですが、実は設計耐用年数は25年~30年と言われており、この耐用年数を超えた多くの天窓が屋根に設置されたままとなっているのです。

 

30年以上経過した天窓は、今の製品と比較すると防水性能も遮熱性能も明らかに劣っており、さらには天窓本体の経年劣化によって雨漏りや結露といった不具合が発生する可能性が高くなってくるのです。

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そんな天窓にまつわる不安や不満を解消するため、大きく分けて2種類の工事が存在していることをご紹介したいと思います。

1 メンテナンス(補修)工事

天窓における工事としてまず挙げられるのが「メンテナンス工事」です。

特に陶器瓦は耐用年数が長いため、天窓が先に寿命を迎えてしまうことになります。

そんな天窓を長く保たせために有効な手段のひとつなのです。

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(施工前)

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(施工後)

工事内容は、パッキン類やスカート(軒先側の防水シート)などの交換がメインとなり、状態によっては水切板金などの交換が必要な場合もあります。

築年数が比較的浅い(築10年~20年)屋根において特に有効なメンテナンス工事となります。

2 天窓交換工事

 これは築年数が20年以上経過した化粧スレート屋根において「葺き替え工事」を実施する場合、一緒にやっておいたほうが良い工事となります。

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(ベルックス 手動開閉タイプ)

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古くなった天窓は、なにかと問題の発生も増えてきます。特に20年以上経過した天窓は、補修部品もなくなりメンテナンス工事を行ったとしても補償をお付けすることができません。

天窓だけ交換することも可能なのですが、この場合防水対策上どうしても天窓周辺の屋根材を一度撤去する必要があります。

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屋根葺き替え工事は既存の屋根材を全て撤去するのですから、そのときであれば天窓も簡単に外すことができ、更に防水処理(ルーフィング施工)も完璧に施工することができるので、より安心していただくことが出来るのです。

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(ベルックス 手動開閉タイプ 透明合せガラス)

 

大切な住まいを末永く守り続けるためには、適切なメンテナンスをすることが重要です。

築20年を超えているのであれば、天窓のメンテナンスや交換工事をご検討されてがいかがでしょうか?

天窓(トップライト)に関するお問い合わせやご相談は下記のメールからお気軽にお申し付けください。

yuttariyakumo381@gmail.com