後悔しないための本当に正しい屋根リフォームがここにある!

屋根業界にいるから伝えられる真実...屋根の点検・調査から見た屋根の状態や屋根リフォーム工事の様子、悪質なリフォーム営業の手口、はたまた趣味のお話しなど、皆様のためになる話題をご紹介していきたいと思います。

屋根修理F形・S形など洋瓦に発生している不具合とその症状

「瓦屋根」と聞いて最初にイメージするのはお寺や神社などに使われている「日本瓦(和型・J形)」だと思いますが、瓦には日本瓦以外にも「洋瓦」という種類のものがあります。

「洋瓦」といっても様々な種類がございますので、まずはそちらをご覧に入れたいと思います。

F形

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(新東株式会社 セラムFフラット)

すっきりとしたシャープなデザインが特徴のF形は、フラット瓦・平板瓦とも呼ばれております。スッキリとしたモダンな屋根に葺きあがります。

なおF形にはウェーブ形状の瓦もあります。

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(鶴弥 スーパートライ110サンレイ)

リズミカルなウェーブが南欧の海に揺れる波のような美しさが特徴です。

S形

 

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続いてこちら「S形瓦」です。S形の「S」はスパニッシュに由来します。洋風建築にマッチするデザインが特徴です。

「洋瓦」に発生する不具合とは

洋瓦に多く発生する不具合、これはやはり「漆喰の剥がれ」です。

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釘の浮き上がり

この原因は「経年劣化」によるものが原因ですが、新築当時の施工方法から起因するものです。棟及び袖(ケラバ)によく見られる症状です。

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これらの不具合に共通するのは「築年数が20年以上経過している」ということです。

今から20年以上前と言えば、皆様もご記憶にある1995年の阪神淡路大震災が発生した年です。

それから5年後の2000年には鳥取県西部地震が発生、この年に「建築基準法」は改正されましたが、屋根の施工方法について抜本的な改革が実施されたのは、その翌年の2001年「瓦屋根 標準設計・施工ガイドライン」の制定まで待たなければならなかったことが挙げられます。

つまり、これらの不具合が生じた建物は「施工ガイドライン」が確立される以前に施工されたものであり、それらの建物が地震や台風によって被害が発生したのは、この「ガイドライン」が旧態依然の状況下で施工されていたといことになります。

過去をさかのぼって法律や条例など、時代が変わるにつれその時代に合った法律や条例が制定されたように、屋根業界も時代に合わせた改革を実施しているのです。

これら不具合が発生した瓦屋根には、現在の基準に合わせた適切な工事をしてあげることが重要です。

なお洋瓦のメンテナンスについては、後日このブログでご紹介したいと思います。